1978-10-17 第85回国会 参議院 建設委員会 第2号
○政府委員(飯塚敏夫君) 全国具体的にという数字はまだ得ておりませんが、節水キャンペーンの効果というものにつきまして、ある団地を、特定地域をとらえまして調査したところによりますと、これはアンケ−ト調査方式によったわけでございますが、実施地区におきましては五%程度の節水ができたと、それからいままで節水について余り関心のなかった方でも節水の必要性について理解を深めていただいたという数が六%程度ふえたという
○政府委員(飯塚敏夫君) 全国具体的にという数字はまだ得ておりませんが、節水キャンペーンの効果というものにつきまして、ある団地を、特定地域をとらえまして調査したところによりますと、これはアンケ−ト調査方式によったわけでございますが、実施地区におきましては五%程度の節水ができたと、それからいままで節水について余り関心のなかった方でも節水の必要性について理解を深めていただいたという数が六%程度ふえたという
○政府委員(飯塚敏夫君) 御指摘の問題につきましては、私どもパンフレットの中にも、各家庭におきます節水の仕方、たとえば先ほど御指摘のございました洗濯の問題、散水の問題あるいは自動車を洗う洗車とか、もっと細かくは、具体的には歯みがきの問題、炊事の問題、もろもろの問題は触れておりますが、そのパンフレットを六万部印刷いたしまして御理解を賜るようにしておりますが、そのほかには先ほど節水型機器の問題がございましたが
○政府委員(飯塚敏夫君) 水資源の有限性、貴重さ等につきましては、先ほど先生るる御指摘のとおりでございまして、私どもも国民の関心を高め、さらにその理解を深めるために、昨年からは閣議の了解に基づきまして、毎年八月一日を水の日といたしまして、それから始まる一週間を水の週間ということにいたしまして、その間に関係省庁、地方公共団体等の協力のもとに、この期間を中心といたしましてポスターとかあるいはパンフレット
○政府委員(飯塚敏夫君) お答えいたします。 ただいま御指摘のように北部九州につきましては非常に雨量が春以来少なくて、最近も平年の三分の一程度ということで、非常に渇水に見舞われております。この原因については気象的ないろいろな条件もあろうかと思いますが、私どもといたしましてはこれらの状況につきまして長期的な観点から長期水需給計画というものを立てて、その中で北部九州のいろいろな水問題に対処する指針も考
○飯塚政府委員 ただいまの資料、私ども五十三年度の数字を持っておりますが、いまおっしゃいました約五百ヵ所のダムの内容につきましては、私どもの算定といたしましては、たとえばその中にございます電気目的の電気事業者のもの、あるいは洪水調節だけを目的といたしました治水容量確保にかかわるもの、そういうものを除きまして、利水のために使うダムだけを計上して計算しておる次第でございます。
○飯塚政府委員 先ほど申し上げましたように、需要量につきましては百八十六億から二百八億という幅を設けましたが、供給量につきましても百四十六億立方メートルから二百五億立方メートルという幅がございます。その差でございますが、少ない方の供給量で見ましても水需給量のギャップといたしまして四十ないし六十億立方メートルの水不足が予見されるわけでございます。そのときの水供給の見方でございますが、下限値の方の数字につきましては
○飯塚政府委員 ただいまお話がございましたように、昭和五十一年二月に第二次全国水需要量調査の中間まとめを行っております。その中では昭和五十一年から六十年までの十年間におきまして河川水に依存する水の量は、年間百八十六億立方メートルから二百八億立方メートルと推定しております。これに対しまして、供給可能量といたしまして約百四十六億立方メートルから二百五億立方メートルと見込んでおります。
○政府委員(飯塚敏夫君) 水源地域対策の問題につきましては、ただいま先生御指摘のとおりでございまして、私どももそういう方向で各種法制その他につきましても前向きに検討してまいりたいと思っております。水没関係住民の生活再建等の問題につきましては、すでに御承知かと思いますが、利根川、荒川、あるいはまた木曽川につきまして水源地対策基金という制度を設けまして、財団法人としての基金でございますが、その法人によりまして
○政府委員(飯塚敏夫君) 水資源の長期的な供給計画につきましては、現在、私どもで最終的な作業が終わりまして、近く全国的な長期水需給計画を発表できる段取りに近づいておりますが、その原案の中によりましても、関東、近畿のみならず、北部九州については非常に水資源問題が深刻であるということがうかがえるわけでございます。筑後川水系の水資源開発の計画がございますが現在の計画は昭和四十五年、四十九年の一部改定が行われておりますが
○飯塚政府委員 三全総の中におきます西南地域の開発について、先ほど先生御指摘の水資源の問題について、それが具体的な前提とはなっておりません。私どもといたしましては、すでに国土庁で一昨年発表いたしました中間見通しに続きまして、現在長期的な水需給計画を策定中でございますが、その中におきましても、四国西南地域につきましての将来の水需給の動向、最近の三全総との整合性、最近の両県の当局の意向等を踏まえまして、
○飯塚政府委員 南予地区の水問題につきましては、愛媛県当局でも、南予地区のあらゆる水系につきましてダムをすでに三カ所、そのほか計画中のものを含めますと四カ所で、最大限の努力をしておるところでございます。それにいたしましても、愛媛県自身での南予地方の開発、愛媛県だけの考え方でございますが、それによりますと、それだけの努力をしても、なおかつ域外から分水等による水の供給があればという希望的見解がございます
○飯塚政府委員 お答えいたします。 三全総を踏まえました水需要の増加と申しますか、それは御存じのとおり、今後十年間を考えれば南予地区全体について増加することは当然でございます。これらの水需要に対する供給計画につきまして前回もお答えいたしましたが、西南地域全体としては、水資源は賦存量としては豊富にあるように思われます。しかし、地域的に南予地区を個別に見てまいりますと、特に西南地域のうち南予地区におきましては
○飯塚政府委員 南予地域の現状につきましては、すでに先生も御存じと思いますが、水資源の面からは非常に不安定な状態にございます。この現状を打開する意味からも、当然に安定的供給のために水資源開発が必要でございまして、現に幾つかのダムが建設され、あるいは完成しているものもございますが、なおこれに加えまして、私どもが第二次全国水需要調査をいたしました段階におきまして当該地域の将来の開発、発展等を見込みますと
○飯塚政府委員 四国西南地域の今後の問題につきましては、ただいま三全総の中で説明がございましたが、私どもはこれとの整合性を保つための水資源の計画を現在策定中でございます。しかし、いままでの指導といたしましては、すでに昨年二月、中間見通しとして発表いたしました四国地方における水需要の予測というものが、昭和六十年を見越して計算してございます。この推計値によりましては、四国全体におきましては水資源は比較的恵
○政府委員(飯塚敏夫君) 私ども全国で四十ないし六十億トン昭和六十年に不足するということを申し上げましたが、その時点では都市活動用水の将来の増加というものも当然見込んでおります。しかし、それは昭和五十一年、昨年の二月の中間見通しでございまして、最近の社会状況等を踏まえまして、産業の変動等ももう一回見直しをいたしまして、先ほど政府で決められました三全総というものとの整合性を保ちながら、現在鋭意五十二年度末
○政府委員(飯塚敏夫君) ただいま申し上げました数字は全国平均の数字を申し上げた次第でございますが、御指摘のように大都市ほど都市活動用水という量が非常に比率が高まってまいりますので、一人頭に直しますと、ただいま御指摘のように五百リットルという数字もございます。
○政府委員(飯塚敏夫君) ただいま御指摘のとおり、生活用水の増加といいますのは、水道の普及率とともに生活水準の向上ということで両方絡み合うわけでございますが、先ほど私どもの長官が申し上げました各個人一人当たりの使用量でございますが、一日三百九十九リットルということで見込んでおります。しかし、実際にはこの生活用水の中には大都市、あるいは地方都市でもそうでございますが、都市活動用水といたしまして大口の学校
○飯塚政府委員 ただいま地下水の問題に関しまして、現行法では手ぬるい、あるいはそごを来しておるところもあるというような御指摘がございましたが、地下水には、御存じのとおりこのほかにも農業用水の目的とかあるいは水道用水の目的等、その利用範囲は広範にわたっております。したがいまして、これらを総合的に運用いたしまして地下水の適正な採取を行いますとともに、その保全も図ってまいらなければならないと思っております
○飯塚政府委員 お答え申し上げます。 最近における地盤沈下等の状況にかんがみまして、これらの障害を防止しつつ地下水の適正な利用を図る必要がございますが、このために国土庁といたしまして、地下水の利用状況あるいは地盤沈下の状況等について的確な調査を従来からもしてきております。 まず第一に、国土総合開発調整費によりまして、必要に応じまして関係省庁に移しかえをいたしまして、各省における地盤沈下に関する調査
○飯塚政府委員 ただいまの水源地対策の問題でございますが、先ほど先生から広範な問題についてお触れになりましたが、私もまことにそのとおりだと思っております。その方向に向かうべく問題点を個々に御説明申し上げたいと思いますが、まず最初に、対象範囲の拡大ということでございますが、水源地域の指定の地域を拡大してほしい、あるいは対象事業の範囲をもっと拡大してほしい、あるいはまたそれぞれの事業に対しましてかさ上げ
○政府委員(飯塚敏夫君) 御指摘のとおりに、地盤沈下に起因します対策事業は、河川改修のみならず各般の問題を包含しております。私どもが現在検討しております法案の中身におきましても、それらの諸問題を解決すべく、地盤沈下対策事業につきましても、各省と協議を持ちながら総合的な地盤沈下対策事業が立案できるように検討しているところでございます。当面の間は、これらにつきましては、各省と連絡を密にいたしまして、地盤沈下対策
○飯塚政府委員 三月末に、その計画書をまとめたいと思っておりますので、ただいま御指摘のとおり四月ごろを目途に発表さしていただくように考えております。
○飯塚政府委員 昨年、水需要の問題につきまして中間報告をまとめましたが、それで私どもの感じますことは、その中にも書いてございますように、水が全国的に渇水の年には四十ないし六十億トン不足する、こういう点につきまして、われわれが今後どう対処すべきかという問題について真剣に取り組まなければならないというような感じでございます。 したがいまして、その中間まとめに対しまして現在、昭和五十年度、五十一年度それから
○飯塚政府委員 お答えいたします。 水資源の確保を図る立場から森林資源が非常に重要なことは、ただいま森下先生御指摘のとおりでございます。私どもといたしましても、資源の確保を図る立場から、森林資源に対しましては格別の配慮をいたしているところでございます。特に水資源開発を行います地域は山村地域でございまして、その山村の振興を図る、そういう配慮とともに、水資源開発施設をつくるにつきましては、関係地元住民
○政府委員(飯塚敏夫君) それではダムごとに申し上げます。 利根河口ぜき草木ダムはすでに完成しております。房総導水路六〇%、思川開発六・二、霞ケ浦開発二二・三、奈良俣ダム一・一、川治ダム四八・五、北千葉導水一四・五等でございます。それから補助ダムが桐生川ダム初め六ダムございますが、合計いたしまして一六・九でございます。それから滝沢ダム、浦山ダムにつきましてはそれぞれ四・九と一・五、それから補助ダム
○政府委員(飯塚敏夫君) お答えいたします。 進捗状況でございますが、現在改定されております利根川のフルプランの前回の計画は昭和四十六年度を起点として決めておりますが、そのときからの進捗を見ますと、現在利根河口ぜき等を初めといたしまして、直轄、補助等の全体の進捗率はおおむね二五・三%でございます。
○政府委員(飯塚敏夫君) ただいま手元に個所数そのものについては、工業用水の利用できる個所数については資料を持ってまいっておりませんが、ただいま先生御指摘のとおりに、地下水については水質その他の問題を含めまして、かけがえのない貴重な水資源である。こういうことで、地盤沈下の問題の立場だけからではなくて、地下水の適正な利用という立場も踏まえまして、地下水の保全と地盤沈下の問題を両方並列的な立場で考えて、
○政府委員(飯塚敏夫君) 地下水の過剰採取に伴います地盤沈下等の障害、これらが全国的に発生しておりまして、非常に問題であるという点につきましては先生御存じのとおりかと思います。国土庁といたしましては、現在地下水の保全と適正な利用を図るために、適切な採取規制と代替水の確保対策、こういう問題を含みまして総合立法々早急につくる必要があると、こういう認識のもとに政府部内におきまして鋭意意見の調整に努めておるところでございます
○飯塚政府委員 御指摘の問題ですが、個別にお答えしたいと思います。 まず最初に、整備計画の提示をする時期について、もう少し早目にしたらどうかという御提案でございますが、私どもも、そのように考えたいと思っております。しかしながら予備調査あるいはまた実施計画調査段階でございますと、予備調査の時期におきましては、そのダムの可能性の問題を含めながら調査しておりますし、実施計画調査におきましては、そのダムの
○飯塚政府委員 お答えいたします。 水資源の確保のためには従来は河川の、いわば自然の流れから主として取っておりましたが、近年の不足に対処しましては主としてダムを中心に水資源の確保を図ってまいったわけでございます。そのほかに、いろいろな知恵をしぼりまして河口ぜきとか、あるいは湖沼水位調節施設等をつくりまして、ダム以外にも、これらの水資源確保のための施設を講じておるわけでございますが、先ほど御指摘のございましたように
○飯塚政府委員 関係当事者でございますが、整備事業はいろいろな種類がございますが、それらの事業の実施の管理者が片方の当事者でございますし、それから受益の部分につきましては、それを受益する県あるいは市町村等がございますが、具体的に大滝ダムの例によりますならば、和歌山県あるいは和歌山市がそれに該当するのではないかと思います。
○飯塚政府委員 ただいま御指摘の水源地域の整備計画の問題でございますが、第十二条によりまして、それらの整備事業を行います場合の地方公共団体の負担につきまして、他の受益する公共団体等がその裏負担について肩がわりをするというような内容でございまして、それにつきましては、第二項によりますと、それらの事業の関係行政機関の長はそれについてあっせんをするというようなことが定めてございます。これらは、関係当事者が
○飯塚政府委員 お答えいたします。 ただいま先生御指摘されました三大都市圏、大都市圏でございますが、水需要がますます増大いたしまして逼迫が予想されるというのは御指摘のとおりでございます。 で、私どもといたしましては、これらの都市圏につきまして、水資源開発促進法に基づきまして、それぞれ水系ごとの基本計画を立てまして、その基本計画に基づきまして具体的に水資源開発施設をつくっておるわけでございます。
○飯塚政府委員 ただいま建設大臣から述べられましたような諸制度その他の方策とあわせまして、国土庁といたしましては、関係行政機関と十分連絡いたしまして、既設ダム周辺の地域振興のために、他の振興対策をも並行して行えるようにさらに十分努力してまいりたいと思いますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。
○飯塚政府委員 お答えいたします。 二条と三条の関係につきましては、ただいま先生御指摘のとおりでございまして、私どもも、ダムの指定につきまして、近く十ダム程度をダムの政令指定を行いたいと思っております。その中にただいま八ツ場ダムが入っておるかどうかということでございますが、先ほど二条と三条の関係で先生から御説明がございましたように、私どもは、ダムの指定に当たりましては、法律上は都道府県知事の了解を
○飯塚政府委員 お答えいたします。 琵琶湖の用水について工業用水等からの需要が非常に大きいわけでございますが、これらにつきましては、現在通産省とも協議を重ねながら、工業用水の合理的な利用、循環利用という問題につきまして、通産省を通じまして行政指導をするように今後やってまいりたいと思っております。
○政府委員(飯塚敏夫君) 長良川の河口ぜきでございますが、先ほど先生御指摘のとおり治水、利水の両目的がございますが、その河口ぜきを設置することによりまして、河床の低下を図りまして流下能力を大いに増大できる施設でございますので、私どもといたしましては、今回の出水にかんがみまして一刻も早く治水対策が緊急に推進できますように、この河口ぜきの建設に一生懸命で邁進してまいりたいと思います。御指摘のとおり、地元関係者
○飯塚説明員 琵琶湖の水質につきましては、御指摘のようにだんだんよごれつつございます。これらの原因につきましては、いろいろございますが、いずれにいたしましても、琵琶湖に流入する栄養塩、農地排水あるいは下水道の未処理用水その他から出てまいるわけでございますが、そういう栄養塩に見られます湖独特の富栄養化というような問題がございまして、琵琶湖の水質が悪化しておることは事実でございます。 私ども、琵琶湖の
○飯塚説明員 大津市の人工島の問題でございますが、滋賀県において現在、琵琶湖総合開発計画の一環として地方港湾をつくる、その大津港の整備に関連いたしまして施行するように私ども聞いておるわけでございますが、これにつきましては、私どもとしては、滋賀県のほうから埋め立て免許の申請があれば、十分に環境上の問題も配慮して措置したい。琵琶湖全体を濁すような埋め立ての工法その他につきましては、十分責任をもって措置するというのは
○飯塚説明員 建設省の河川局におきましては、健康項目あるいは環境項目等につきまして各都道府県の公害担当部局等と調整をはかりまして、河川区域内における水質の調査を行なっているわけでございます。特に建設省直轄におきましては、一級河川の直轄管理区間につきまして、私どもその水質測定につきまして分担をしているわけでございますがもその状況につきましては毎年水質現況の調査報告書というようなもので発表しております。